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いっしょにはリサイクルできない

ごみの運搬費用が減るので市町村の経費が節減できる。焼却時の二酸化炭素も出なくなる、焼却灰を埋め立てる埋め立て場も不要だから、地球への悪影響も減らせる。回収して資源として利用する分、地下資源を使わずに済む。私たちが「洗って乾かして出す」だけで、これだけの違いが生まれるのです。さて、回収されたトレーが到着したのは、中央化学の騎西工場隣にあるリサイクルセンターでした。中央化学は全国28のリサイクルセンターで合計650tを処理しているそうです。「トレーを運んできたのは4トントラックですか?」「ええ、でもあれにいっぱいに詰めても、300kgぐらいしか乗らないのです」「空気を積んでいるようなものなのですね」「トラックの費用は同じだから、輸送コストが大変なのですよ」と説明してくれたのは環境製品部次長さん。ここには毎日1.5tのトレーが集まって白い山を築きます。店頭で回収されたまま、透明の大きなビニール袋にトレーが入っています。ひとつずつ袋を割き、中身を出します。作業台では5人ほどの作業員が一つひとつトレーを見て、白いトレーと色や柄の付いたトレーを分別、ときどき何かをつまみ出しては段ボール箱に投げ入れています。「何を出しているのですか?」「いろいろな異物が混ざっているのですよ」段ボールを見てびっくり!空き缶や空きびん、牛乳パックや卵のパック、100円ライターに乾電池まで入っている。「このような異物はどのくらいあるのですか?」「ひどいときは10%にもなりますよ、リサイクルできないものを運賃をかけて運んできて、手間賃をかけて選別して、そして産業廃棄物としてわれわれがお金を払って処分しないといけないのです」、なんと!これではリサイクル費用が高くついてしまう!「これはどうしてダメなのですか?」と私が拾い上げた白いトレーを、ぎゅっとねじってみせました。「ほら、割れないでしょう?これは発泡スチロールではないのですよ」。つまりいっしょにはリサイクルできない。